知られざるヒーロー達~ドクターカー写真コンテスト2025 in YOKOHAMA~
同学会およびエントリー施設の許可を頂き、当ページでもエントリー内容および結果を掲載させていただけることとなりました!(投票はすでに締め切られています)
2024年の能登半島地震にドクターカー(救急車タイプ)で出動しました。石川県に入る手前の能越県境PAで撮った写真です。氷点下の冷たい空気の中で、徐々に昇る太陽に少しの暖かさを感じました。暖かい太陽に照らされたドクターカーのコントラストが素敵だったで撮影ました。
湘南の空の下、朝の静寂にたたずむ【湘南ER】のドクターカー。出動の時を待ちながら、日常と非常の狭間を守り続ける。そう、この一台には、無数の「はじまり」が積まれている。
長崎は「坂の街」として有名です。斜面地も多いため、ラピッド・ドクターカーとして2012年から運行開始となりました。長崎にゆかりの深い坂本龍馬にちなんで命名された「龍馬号」。「龍」や「馬」のごとく迅速に現場にかけつけ、一人でも多くの患者を救命できるように、今日も市内を駆け回っています。
2023年11月より常駐型救急ワークステーション(埼玉東部消防組合)と連携を図り、ワークステーション型ドクターカーの運用を行っています。消防署が所有する救急車(高規格救急車)に医師・看護師が同乗し救急現場に出動する車両と、当院がある埼玉県加須市の名物「ジャンボこいのぼり」との一枚です。加須市は全国有数のこいのぼりの産地で、撮影当日は2025年5月3日の「こどもの日」に全長100メートルのジャンボこいのぼりが大空を舞いました。こいのぼりは逆境や苦難を乗り越えて立身出世する、健康的で強く育つようにという願いも込められています。この写真を見た方にもこの願いが届きますように。
地震によって地面が割れ、街の景色が一変した中、さくら総合病院のドクターカーはDMATよりも早く現地入りして、被災地の医療機関をサポートしています。今回の能登半島地震でも発災翌朝にチームで出発し、地割れや土砂崩れと悪戦苦闘しながら前に進み、能登半島の先端、珠洲市に辿り着きました。既に24時間以上働き続けて、ギリギリのところで踏ん張る現地の医療従事者たちの不安と孤独に寄り添いながら、命を守るために進んでいく姿は、まさに「動く希望」そのものです。働き詰めた後に我々に湧き出たものは「感謝」と「学び」の二言であり、かけがえののない経験として我々の中に積み重なっていきます。
写真は、ラピッドレスポンスカータイプ、高規格救急車タイプ、DMATカーの3台です。全国で10番目に面積が広い鹿児島県では、救急医療機関が鹿児島市内に集中し、市外では救急体制が手薄な地域も多いのが現状です。米盛病院は救急医療用ヘリ「Red Wing」や、これらのドクターカーを駆使し、県内のどこへでも迅速に駆けつけて「一秒を救う。一生につなぐ。」というコンセプトのもと、鹿児島県の救急医療に貢献すべく、スタッフ一同日々尽力しています。
当院は、愛知県刈谷市にあり、刈谷市、高浜市及びトヨタグループ8社により運営されている高度急性期医療機関(病床数704 床)です。救命救急センターでは麻酔科/救急・集中治療部が司令塔となり、全診療科参加型の体制で「断らない救急」を掲げて24 時間体制で年間約1 万台の救急車を受け入れています。当院のドクターカーは多職種により運行している点が最大の特長で、医師、看護師、救急救命士のほか、臨床検査技師や事務職員が運行に携わり、病院到着前から一貫した治療を展開して地域の皆様へ安心と安全を提供できるよう努めています。
当院は、2022年8月より乗用車タイプのラピッドカーの運用を開始し、2024年12月からは搬送型ドクターカーも配備し、三重大学医学部高度救命センターの多大なるご支援のもと、三重県下で初となるドクターカー2台体制で、直接事故現場や傷病者宅へ、また病院及び施設からの搬送要請に応じています。また管轄の松阪地区だけではなく、東紀州地域や、津・伊賀地域を含め、広域的に取り組んでいます。
「信頼と感謝」を理念に、不測の怪我や病気に直面する患者さんへ、安心・安全な医療をいちはやくお届けすることを目標に日々活動しています。救命のスペシャリストが現場で迅速に対応することで、地域の命を守る力となることを目指します。
当院のドクターカーで現地に赴き、患者搬送に使用しました。普段はドクターヘリが飛行できない悪天候時の運用や、多数傷病者対応、患者転送等に使用しています。
119番通報から病院到着までの時間は早くて30分とされており、当地域についても同様です。都市部と比べ、地方は管轄面積が広いため、搬送時間が長くなる傾向にあります。救急患者さんのうち、超重症症例や緊急性が高い疾患の場合、より早期に医療介入(医師・看護師の患者さんへの接触、診断、治療開始)することで救命へのメリットが得られる可能性があります。これを実現するためには「医療者が現場に直行」するシステムが必要です。これが、ドクターカーです。当院のドクターカー出動基準には「キーワード方式」を採用しています。市民から消防への119番通報時の「キーワード」(例:突然人が倒れた、人が車に轢かれ飛ばされた、など)に合致した場合には、消防指令課から病院へ情報提供を行い、2分以内に病院からドクターカーが出動、医師・看護師が救急現場に直行します。これにより、現場での早期医療介入が可能となります。その後、消防の救急車に医師・看護師が同乗して病院まで搬送し、引き続きの治療を行います。私たちの町、藤枝市のかけがえのない命を守っていけるよう、これからも充実した医療体制の構築を目指していきます。
静寂を切り裂くサイレン。大袈裟ではない。一分、一秒が、生と死を分ける。――暗闇を疾走するラピッドカーその使命は臨界点からの“救命” 真夜中のランデブーポイント、重症外傷、血圧触知不能の患者を待ち受ける北総救命ラピッドカー(ボルボXC60)。医師1-2人、看護師1人の出動体制をとる。命の臨界点から患者を救命する。
派手な外傷事案は少ないですが、地域に根差した地域医療を支えるドクターカーです。
普段は病院救急車やドクターカーとして運用していますが、これは富士山マラソン救護ボランティアの救護車として待機中の写真です。雄大な富士山、静かな湖畔、燃えるような美麗な紅葉とコラボした珠玉の1枚です。粛々と待機しつつも、何かあればいつでも駆けつけられるよう熱を滾らせている様子が背景とマッチしています。
日本交通科学学会・日本臨床救急医学会 反射材学術的ガイドラインに準拠し、反射材を用いた視認性を追求したデザインとなっている。季節・天気・昼夜問わず視認性を高めた独創的なデザイン。夜間は反射材により、一層視認性が高いデザインとなっている。
心電図波形を車両の全面に施し、赤色の情熱や自信、青色の親しみやすい雰囲気の2色を用いたデザインです。当院のコンセプトである「無差別・平等の医療」いのちを大切にする医療活動をこの救急車で実践しています。これまで病院を受診することができなかった患者さんも搬送しています。平和を希求する病院のコンセプトの1つとして、上部の病院名を緑色で表しました。長い冬が終わり、春が訪れ、札幌市中心部の大通公園にも緑が芽吹きました。当院の救急車は、そんな大通公園の札幌テレビ塔の下を今日も駆け抜けています。
奈良医大ドクターカーの搬送データを解析した結果、当院から8.5〜12.1kmの範囲では、ドクターカーで医師が接触し、ドクターヘリで搬送する運用が最も合理的である可能性が示されました。奈良医大では、この知見を踏まえ、空陸の積極的な協働・連携体制を実践しています。本写真は、その一コマを切り取ったものです。
突然の発作、心の不調、どこにも運べない…そんな“困った”に私たちはすぐ動きます!身体救急を受け入れる病院に、精神と身体のケアが必要な患者さんを安全に届けるため、ドクターカーが緊急出動!搬送先が見つからない時でも、私たちが橋渡しになり、患者さんを守ります。毎日元気でスタンバイ!“あなたのそばにいる精神救急のチーム”として、現場に向かいます!
当院では成人とは独立して、小児症例の要請時には小児診療チームが出動する「小児ドクターカー」システムを構築しています。小児の病院前救急診療はまだ発展途上ですが、急性重症病態の子どもたちにも成人と同様に質の高い病院前救急診療を提供できるよう、今後も活動を続けてまいります。
高校野球の聖地および阪神タイガースの本拠地である兵庫県西宮市にある笹生(SASO)病院です。急性期病棟が107床でありながら、24時間365日ECPR対応施設となっております!守備範囲である西宮市・芦屋市からの要請があれば1秒でも早く、命のマウンド(現場)へ駆けつけ、綿密なプレーで救命の連鎖を繋ぎます。
1・ECMOカー:「モバイルICU(動く集中治療室)とも呼ばれ、重症な患者さんの安全な搬送を目的とした特殊な救急車両です。一般の救急車よりも広い車内空間を持ち、ECMO(エクモ:体外式膜型人工肺)をはじめとする高度な医療機器を搭載しています。車内では患者さんの両サイドからの処置が可能で、ECMO回路交換などの高度な医療行為も行える多機能性が特徴です。また、十分な酸素と電源を備えているため長距離搬送にも対応可能です。
2・ラピッドカー:消防機関からの要請により、心肺停止や重症外傷などの重篤な患者に対して、医師や救急救命士が迅速に現場へ出動し、治療および診断を行うための緊急車両です。当院では、2001年に本事業を開始して以来、5,000件を超える救急患者に対応し、都民の安心・安全に貢献してきました。2024年12月からは、全国の皆様によるクラウドファンディングのご支援を受け、3代目となるラピッドカーの運用を開始しています。
3・NBC/CBRNE除染医療車:NBC/CBRNE災害現場のウォームゾーン付近まで医療チームを前進させることを目的に開発されました。トラックベースの特性を活かし、200Lの水タンクや除染資器材などを搭載しており、患者搬送にも対応可能です。また、水タンクは生活用水としても利用できるほか、高い積載能力により、DMATの長期活動を支援することができます。
4・東京DMATカー:長距離出動および現地での長期滞在を前提とし、DMATチームに対して通信、指揮、居住などのサービスを継続的に提供することを目的としています。患者搬送機能に加え、車載型衛星電話やTVモニターを搭載しています。ベース車両には、長距離活動に最適な日産パラメディックを採用しています。
救急車の側面のバッキングマークは夜間でも目立つように反射材を採用しております。郡山市の市民の皆様にも愛される救急車となるように日々活動しております。
加古川中央市民病院には2台のDr.Carがあります。DC1は主に小児から成人の患者さんの救急対応に出動しています。DC2は通称「カンガルー号」といわれ、主に新生児の緊急搬送に出動しています。2台の特徴は車両のデザインです。赤と青の2色でデザインされた車両は動脈と静脈をイメージしており、DC1は流線形のデザインでスピードを表し、DC2は加古川の「K」とカンガルーの「K」を表しています。DC2にはカンガルーケアを意味するカンガルーの絵がデザインされています。2台のDr.Carを活用し、いのちの誕生から生涯にわたって地域住民の健康を支えています。
医師・看護師・救急救命士が連携し、現場へ急行。平成29年の運行開始以来、命をつなぐ現場対応を続け、日本一レスポンスの良いドクターカーを目指しています。
2025年3月にクラウドファンディングで募った支援で購入が実現したドクターカー兼病院救急車。支援者の思いをレインボーカラーで表現し、この度新病院と共にデビュー。
2009年から茨城県内初の乗用車ドクターカーの活動を始めました。年間約1000件出動して、250件の病院前救急医療を行っています。小さな車はドクターカーのラジコンです。当院のドクターカーのペーパークラフトの作り方はYou tubeの「ドクターカーを作ろう」を見てください。
運用開始から丸5年経過しました。えっ?「D-ER」って?「DEMAE-Emergency Room」(出前救急室)は、電子カルテと救急薬品・機材を搭載し、入院依頼のあった患者さんの元へ医師同乗・緊急走行で駆けつけます。
全国でも珍しいスズキ・イグニスをベースにした、当院のドクターカー。コンパクトで可愛らしい見た目とは裏腹に、その機動力と実力は本格派。狭い路地や山間部の現場にも素早く駆けつけ、医師・看護師・救命士が一体となって命を守ります。地域のあらゆる場所へ医療を届ける、私たちの相棒です。
2017年より運用を開始した当院のRapidCarは横浜で最初に本格運用を開始しました。患者さん・ご家族だけでなく救急隊からもドクターカーが来てくれてよかったと言われるような活動を日々心掛けながら運用しています。
センター方式(ワークステーション方式)で運用している鹿児島市ドクターカーは、年間約1000件の出場実績で鹿児島市全域60万人の市民の命を守っています。若手救急医も積極的に参画させ、活動に習熟できるよう配慮しています。
富士スピードウェイで使用されている、サーキット専用マシンです。最高速度は180km/h以上。スピードと機動力を活かし、サーキット内のあらゆる現場へ迅速に駆けつけます。レースを支える縁の下の力持ちとして、安全とスムーズな運営をサポートする、頼れる一台です。
宮崎大学医学部附属病院のドクターカーは日産ムラーノを採用しています。宮崎県全域を出動範囲としており、青島海岸線や山間部を縦横無尽に駆け抜けます。スピリッツは『For MIYAZAKI』。宮崎の“いのち”のために今日も走ります。やっちゃえ、宮崎。
町工場が密集する東大阪、中河内地域を駆け回るトラックベースのドクターカー「Tri-Heart」。現場出動、転院搬送など日々この地域のために活躍してくれています。居住空間が広く、車内での処置は非常にやりやすくなっています。
こどもの命を守るために、全国で4番目に広くアルプスの山々がそびえ立つ長野県を日夜かけめぐっています。車の中には小さなこどもから大人まで運べるストレッチャーがあり、肺と心臓の代わりをするECMO(エクモ)という機器をつけて運ぶこともできます。車の外にはドクターカーとわかってもらえるよう緑と黄色の市松模様(バッテンバーグマーキング)をつけ、夜はライトで模様が浮かび上がります。
福岡大学病院FMRC(Fast Medical Response Car:通称「エフマーク」)は、医師・看護師・救命士が一体となって現場へ向かう、医療版の機動部隊です。消防・救急隊と緊密に連携し、現場から病院まで切れ目のない医療を実践しています。私たちは単なる車両ではなく“動く医療チーム”。地域に安心を、患者に寄り添う医療を届けるため、今日もFMRCは走り続けています。
・川崎市全域に出動するラピッドカー・患者搬送も可能な病院救急車・災害時にはDMAT Carとして出動・一台三役を担えるアルファードを採用・365日、日勤帯で5人の救命士と救命スタッフ一丸となって運用
埼玉県の東のドクターカー広域運行拠点として、24時間365日運行している。2024年の実績:出動1661件 キャンセル率34.3%これからも地域を守り続けます。ブログ:走る!救命救急センターhttps://ameblo.jp/saitamaqq/
愛知県一宮市に在る大雄会病院は尾張西部医療圏で初めてのドクターカーを開始。医師、看護師、救急救命士がお互いの職種と特徴、個性を理解し尊重し合いながら消防隊員と連携して救命率の向上を図っています。
岡山県の県北地域、東京都の1.5倍の面積をカバーするドクターカーです。サイドには桜の名所100選に選ばれた鶴山公園をイメージしたツルと桜、赤と青は動脈と静脈をイメージしており、地域全体を人の体と見立て血管のように隅々まで行き渡るように活動するコンセプトのデザインとなっています。1年間の走行距離は地球半周分、地域住民の方々のため今日も西へ東へ走ります!
救急医療の最前線を支えるドクターカーと鉄道の安全を支えるドクターイエロー。活躍している場は違いますが、二つとも日々の安心と安全を陰ながら支えるヒーローです。中々共演できる機会が少ない二つのドクターを1枚の写真に収めてみました。
救急医療にかける情熱と誇りを赤と青のラインで表現し、子ども達が憧れるような疾走感を纏うデザインとなっています。
今年度から当院で本格運用を始めたドクターカー。救命救急センターの理念「『命』を繋げる」を車体に掲げ、昼夜問わず市民の命を繋げるために奔走しています。この写真はドクターカーが当院から出動する様子を、「流し撮り」という方法で躍動感が出るように撮影しました。
蘇生的開胸術、一時的止血術、全血凝固線溶検査、病院前輸血。さらに、基地病院とのリアルタイム生体モニター画像転送システムや位置情報連携。最新の救命医療技術を結集した、ドクターカーの “cutting edge”。それは、外傷病院前診療の限界を打ち破る“real mobile ER”です。
平成24年製のトヨタ・ハイエース。年間200件ペースで出動していますが、出動後は愛車のように洗車しています。当院ドクターカー「はやぶさ」は、近隣クリニックからの出動依頼、当院から高次医療機関への重症患者搬送、DMATカーとして被災地へ赴くなど、多くの尊い使命を遂行しています。名前の「はやぶさ」は鳥類の「ハヤブサ」に由来しており、ハヤブサの急降下時の落下速度は時速300㎞以上にも達し、世界最速の動物の一つとして知られています。ハヤブサのように一秒でも早く患者のもとへ向かい、早期治療開始のための重要な役割を担っています。「Spirits of Sagamihara.」相模原市民のため、すべては苦しむ患者、家族のため、みんな誰かの大切な人。キラキラと輝く水面に我々のスピリットが宿ります。
ドクターカーと救急車、今日も仲良く並んで待機中。どちらも頼れる救急医療のパートナーです。まるで『きかんしゃトーマス』のような2台の姿から、「今夜はドクターカーが出動だ!」そんなワンシーンを想像した写真です。
東京医科大学八王子医療センターは、地域救急医療の最前線を走り続けています。2025年8月から、地域全体の救急医療体制を強化すべく、ドクターカー事業を開始します。地域住民にとっての「新たなヒーロー」として、このドクターカーと共に、私達は一歩先の医療を追求し、持続可能な地域医療の未来を創造していきます。
当院は久留米市にある救命センターで、一次から三次まで断らない医療を心がけています。久留米市の人口は約30万人で近隣自治体をくわえると約50万人規模の医療圏です。この地域医療の柱の一つがドクターカーです。ワークステーション方式の久留米市ドクターカー(消防スタッフと医師、看護師)と、地域を選ばない病院独自の聖マリアドクターカー(医師、看護師、業務調整員)の2台を運用しています。特徴の異なる2台のドクターカーのそれぞれの長所を生かしながら、この50万人規模の医療圏の救急医療を全力で支えています。
NBC災害時の初期対応、および患者搬送を目的としたドクターカーです。車内で全身麻酔下手術に対応可能です。大阪万博開会式では、会場に設置された手術車両のサポートとして活躍しました。運転室と救急室の隔離、空気清浄器、除染シャワー設備、全身麻酔下手術対応、室内で電動で上下するストレッチャーを装備しています。また、NBC災害時に救急入口前に停車させ、第3の手術室としての使用が可能です。
2006年1月から19年間大阪府堺市民の健康を守ってきたDCも2025年7月から2代目となります。2024年1月の能登半島地震を教訓に悪路・雪道での走行を想定し2代目は三菱:デリカをベース車両としました。当院院長からは堺市を縦横無尽に走り回るようにとの命を受けました。
東京科学大学病院救命救急センターは、2009年より東京消防庁と連携し、皇居を中心とした、首都東京の中心部分で活動するドクターカーです。LEXUS RX450hを使用しており、当院では2代目の車両となります。車両はレクサス小石川様及び、日本財団love pocket fund様の協力により、導入されました。日常の救急対応のみならず、2011年の東日本大震災では、福島原発事故対応や、2019年の台風災害、2020年には新型コロナウイルス対応など、全国へドクターカーを派遣し、多くの災害現場で活躍してきました。出動エリアであるJR東京駅は「首都の玄関口」と言われており、首都東京を守るドクターカーのチカラ強さを表す一枚をエントリーさせて頂きました。
災害派遣用の初号機と弐号機、重症患者搬送の参号機。熊本地震、ダイヤモンドプリンセス派遣、能登半島地震など数々の大規模災害を経験しました。
八戸市立市民病院ではドクターヘリとドクターカーを同時出動させ、重症患者への早期治療に役立てています。ドクターカーからドクターヘリに命のバトンを繋いだ、その瞬間の一枚です。
当院は宮崎県南西部に位置する都城市にあります。当院ドクターカーのカバーエリアは、宮崎県都城市消防局管内・西諸広域行政事務組合消防本部管内・隣接する鹿児島県大隅曽於地区消防組合管内を中心に、その他周辺の消防からの要請に基づいて活動しています。「365日24時間要請があればどこまででも出動」をモットーに少ない人数で日々切磋琢磨しています。
顕修会すずらん病院は、兵庫県神戸市北区に位置し、地域に根ざした医療を目指す急性期病院です。当院では、救急部が主体となり平成29年より病院救急車を導入致しました。多様化する医療ニーズに応える為、又、社会問題にもなっている救急車出動数増加の歯止めの一端となれる様、日々邁進しております。また、昨年には新たに一台導入し、患者様の移送に対し、これまで以上に迅速かつ柔軟に対応できる搬送体制を強化致しました。地域の皆さまにとって、より安心で信頼される医療機関となるべく、これからも職員一同、力を合わせて取り組んでまいります。
FMRC(Fast Medical Response Car、通称エフマーク)でドクターヘリの補完として病院前活動しています。年間120件程度の出動ですが、さらに貢献出来るよう、邁進します。
2011年3月、今まで経験したことの無い災害「東日本大震災」(マグニチュード9.0)が発生しました。当病院ドクターカーは、この震災があった翌月に配置となり、震災で疲弊していた病院職員、患者さんの「救世主」として、地域・病院を守る「守護神」となり活動しています。
ドクヘリを意識した塗装で、まるで空も飛べそうな京大病院DMATカー、デザインは救急科医師の手によるものです。平時の患者搬送、災害時の出動に活躍しています。
2013年9月9日より運行開始した高崎ドクターカー「衆善」。『衆善=多くの人を助ける』の名の通り、1人でも多くの命を救うため、高崎の街を走り続けます。
当院は2022年より救急救命士が雇用され、今日までノンストップで走ってきました。現在では病院救急車出動件数(新生児から高齢者まで対応)も年間約600件となりました。今後もアウトカムを目的とし、走り続けます。※救急医療における医療従事者の行動がアウトカムを目的としている。
鳥取県西部地域を中心に365日毎日運行し、年間約350件出動しています。
順天堂大学医学部附属浦安病院は、千葉県ー東京都の隣接地域にあり、県の東葛南部医療圏の中でも東葛湾岸メディカルコントロール協議会(市川市・浦安市 人口は合計約67万人)に属し、浦安市内には大型テーマパーク(一日平均入場者数約75,000人)がある。一方で、市内には通称「鉄鋼団地」とよばれる工場区画があり、大型のトレーラーが巨大な鋼鉄製資材を積んで市内を行き来し、市川市湾岸地域も大型トレーラーが行きかう場所である。このような地域にて2013年9月9日にドクターカーを運用開始した。ベテラン救命士が専属の運転手・運転助手をつとめ、医師、看護師が各1名乗務する。さらに研修のために1名の医師あるいは看護師が乗務している。一刻を争う事故現場や病人のもとに緊急走行で向かうが、2025年6月12日現在、小さな接触事故を含め皆無である。無事故での運用を続けながら地域に貢献出来ていることが誇りである。また地域での災害訓練にも積極的に参加している。
当院は群馬県・栃木県・埼玉県の県境に位値し、3県にまたがる地域を支える救命救急センターとして、1人でも多くの命を救いたいという熱い想いで日々頑張っています。そんな救命への熱い想いを「赤」、冷静さと的確さを「青」で表現しました。車体後部の赤い斜めラインは群馬県の形「鶴」の羽をイメージしています。。
ドクターカーが活躍する機会は、現場で命の危機に瀕した重症例ばかりではない。施設で転倒し、身動きがとれない高齢者のお迎え。初めは軽症そうに見えたが、調べてみると一刻を争う重症だった患者の高次転送。局地災害や有事の際の、医療チームの搬送。二次救急病院でそんな業務に携わる病院救急車だって、立派なドクターカーのひとつだ。大阪万博1970のシンボル『太陽の塔』に見守られ、今日も地域のため、いざ出動!
運航開始から13年が経ちました。病院救命士を取り巻く環境も大きく変わり活躍の場も増えました。
医療の最前線に、進化ををテーマにしてます。右が旧ラピッドカーで右が新ラピッドカーです。新ラピッドカーになったことで、さらなるスピードと機能を備え絶え間ない救命活動を目標としています。止まらない進化が、これからも救える命を増やしていけるように頑張っています。
山梨県立中央病院では、(向かって右から)2台のドクターカー(トヨタ ランドクルーザー プラド、トヨタ アルファード)と1台のECMO Car(トヨタ ハイメディック)の3台の車両を有している。日中はドクターヘリも運行しているが、夜間や天候不良でドクターヘリが飛べない場合は、ドクターカーを運用して県内全域を24時間、365日カバーしている。
以下、第28回日本臨床救急医学会ホームページより転載。
ドクターカー写真コンテスト 投票結果のお知らせ
「ドクターカー写真コンテスト2025 in YOKOHAMA」には、全国76チームより参加エントリーをいただき、また、多数の方から人気投票をお寄せいただきました。皆様が関心をお寄せいただき、コンテストが盛況となりましたことを御礼申し上げます。投票の結果、次の3チームが受賞となりました。
最優秀賞:エントリーNo.13 藤枝市立総合病院 救命救急センター
優秀賞:エントリーNo.39 長野県立こども病院
優秀賞:エントリーNo.53 さいたま市立病院
最優秀賞の表彰式は、閉会式にて行わせていただきました。優秀賞の各位には、追って賞状をお送り申し上げます。誠におめでとうございました。